UAVにGNSSアンテナ・IMU・レーザスキャナを搭載して計測飛行することにより、安全に高密度３次元点群を取得し、様々な用途に沿った地形計測を行います。
取得したオリジナルデータをフィルタリング処理し、グラウンドデータや数値標高モデル（DEM）などのデータを作成。そこへ等高線や断面図などを自動発生処理することで、迅速に必要なデータを提供できます。
移動体計測（ＭＭＳ）
車両にレーザスキャナ・GNSSアンテナ・IMU（慣性計測装置）・全周囲カメラを搭載して走行することで、交通規制などすることなく高密度３次元点群データや３６０度画像を取得できます。これにより、高速道路など測量が困難な道路や、トンネル内空などの計測の難しい構造物も安全で迅速に計測が行え、地形図の作成や道路台帳など様々な分野で利用しています。
また、当社のＭＭＳ機材はバックパック型にして背負って計測できるため、車両が走行できないような場所や屋内での計測も行うことができます。
ＵＡＶレーザ
ＵＡＶ写真測量
有人航空機（セスナ機）による広域な空中写真測量を得意分野として長年携わってきましたが、近年ではそれに加え、UAV写真測量に力を入れています。
UAVは、機動性が高く迅速な対応が可能なうえ、有人航空機よりも低空を飛行するので曇天時でも撮影が行えるため、急を要する災害時の緊急撮影や現地測量など、限定的なエリアでのパフォーマンスに優れています。
また、近年ではi-ConstructionのICT施工における起工測量や出来形計測、河川や森林のモニタリング調査など、様々な場面でUAVを活用しています。
なお、UAV飛行においては、事前に国土交通省への飛行許可承認申請も行っており、有資格者のオペレーターとナビゲーターによる二重の監視体制で、作業目的や現場状況に応じて複数のUAV機体を使い分けながら、安全を心掛けて運航を行っています。
地上レーザ測量
地上レーザスキャナは、今までの測量機器と同じように三脚にレーザスキャナを据えて計測することで、高密度な３次元点群データを取得します。
計測対象物の高密度点群データを取得し、平面図だけではなく遺跡の遺構調査やトンネル内空調査など、様々な分野での活用が可能です。
ナローマルチビーム
海岸や河川等の水面下の地形の３次元計測を行います。
ナローマルチビーム測深器は、計測船に取り付けたセンサーから超音波ビームを放射状に発振し、その反射波を受信することで水部の地形を取得します。ソナー（水中の物体を探知する）のほか、計測船の傾き・揺れなどの計測や、GNSSで位置情報を持った水部のデータを作成することが可能です。
また、UAＶレーザやUAV写真で取得した３次元データと重ね合わせることで、地上部と水部を合成したシームレスな3次元データを作成できます。
i-Construction支援
３次元設計データ作成や起工測量から出来形計測までの計測などを行うことで、建設工事現場の生産性向上を目指す取り組みであるi-Constructionを支援しています。
UAV写真・UAVレーザ・MMS・地上レーザ測量など様々な現場にマッチした計測方法で、３次元計測データを提供します。
